サスペクツ・ダイアリー すり替えられた記憶

「サスペクツ・ダイアリー すり替えられた記憶」を観た。

ジェームズ・フランコ、エド・ハリス、アンバー・ハード、クリスチャン・スレイター。
また例によってアルバトロスものを掴んでしまったわけだ。一見、サスペンスっぽい印象を受ける邦題であるが、実際にはドラマに近い。

ジェームズ・フランコは亡き父からうけた暴力を綴った本を出版し成功をおさめる。その読書会にて唐突に父親であるエド・ハリスが「お前は嘘つきだ」と現れ、会場は騒然となる。未来を嘱望されていたジェームズ・フランコだが次作についての話も立ち消えとなり…という話。

ジェームズ・フランコの覚えている過去と、エド・ハリスの語る過去が食い違うというもので、そこから「すり替えられた記憶」というワードが出てきたのだろう。この邦題が効果的とは思えない。
その証言の食い違いについてのミステリーと、あとクリスチャン・スレイターがIT系で有名なプログラマーで妻殺しの疑惑をかけられててそのルポを書こうと取材するのと、2つの話が並行する。
クリスチャン・スレイターのほうのミステリーもまた効果が良くわからない仕上がりだった。

原題は「The Adderall Diaries」で、アデロールというのはADHDやナルコレプシーの症状抑制に使用される薬とのことだ。
この題名からの印象でいうと、主人公は意図的に過去を偽ったというよりは、自身がそう信じて疑わない状態から生まれる混乱を描く予定だったのではないか。

実際に、ミステリーというよりドラマであり、エド・ハリスとの絆を再確認みたいな話に帰結する。
普通に観てりゃ印象も悪くないのだが、なぜかミステリーっぽい邦題のせいで台無しになってる感じ。

アルバトロスだからな…

あわせて読みたい