ブリッジ 国境に潜む闇

ブリッジ 国境に潜む闇

「ブリッジ 国境に潜む闇」を観た。

The Bridge

正確には、第1シーズン第3話まで観たところで続きを観るのをやめてこれを書いている。おそらく続きを観ないと思う。
ダイアン・クルーガー主演。上司役で「羊たちの沈黙」のバッファロー・ビルことTed Levineが出演。
なんとダイアン・クルーガーをテレビドラマの主役に迎えるというこの作品は、2013年から2014年にかけて第2シーズンまで放送された。もとは北欧の大ヒットドラマをリメイクしたものだ。

アメリカとメキシコの国境の橋の上で女性判事の死体が見つかる。遺体を移動しようとしてわかるが腰のところ(国境線)で切断されていた。そして検視でわかるが上半身と下半身は別人だった。
てな感じでショッキングな事実からスタートするドラマだが、やや嫌な予感が最初からしている。これは雰囲気ドラマじゃないのかーという。とりあえず風呂敷を広げまくって畳む気はないんじゃないのかという。

橋の上で死体が見つかって道路が封鎖されて通行できなくなったが、心臓発作の患者がいる救急車があって、そこに乗っていた未亡人(のちに患者が亡くなった)のエピソードが続き、いったい何だろうと思う。他にも物騒なメキシコ事情が色々と綴られて、これはどうも猟奇殺人だけじゃない社会問題も追いたいのか?と思えるくらい各エピソードが散漫としてくる。

ダイアン・クルーガーは本当に誰が見ても美人という佇まいでして、しかしキャラクターとしてはアスペルガー症候群の女性刑事なのです。どういう設定だよ。アスペルガーなので場を読むことをせずマイペースの発言・行動なので周囲は戸惑いがちだ。しかし事件解決には集中するので威力を発揮する…ということだが。

本当ですかね。なんかキャラクターの描き方がめちゃくちゃステレオだと思いましたよ。「レインマン」のサヴァン症候群みたいなことをやりたかったのだろうか。推理の鍵にそういう要素を入れたいのであれば、それは見世物小屋の感覚だ。それはストーリーテリングではないと思う。
それで脚本が広がるならまだしも、本作では本当に2010年代の作品なのかと思うくらい、脚本技術がなってないと思います。惹きつける要素がほぼ皆無で、正直なところ第1話を観終わった時点でもう辞めようかと思ったくらいだった。我慢してさらに2話観たが、これから面白くなるとはとても思えなかった。

ダイアン・クルーガーを観たいなら、「ホワイト・ライズ」とかいいと思います。あと「ナショナル・トレジャー」も魅力はかなりのものです。

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