サンドラの週末

「サンドラの週末」を観た。

マリオン・コティヤール主演。脚本監督はジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ。2014年の作品で、マリオン・コティヤールは本作でアカデミー主演女優賞にノミネートされた。(受賞は逃した。このときの受賞は「アリスのままで」のジュリアン・ムーア)

サンドラことマリオン・コティヤールは精神を患ったが復職。ところがすぐに解雇を告げられる。サンドラを辞めさせるかボーナスを貰うかの2択で従業員たちのほとんどがボーナスを選んだから。
サンドラは抗議して週明けに再投票することになった。週末の間にサンドラは従業員を訪ねてまわり、ボーナスを諦めて自分の復職を支持してほしいと説くが…という話。

従業員は16人いて過半数がサンドラを支持したら復職できる。どういうルールなんだと思う。
サンドラは挫けそうになりながらも皆を説得してまわる。しかし従業員たちも「俺だって生活が苦しいんだ、わかってくれ」とボーナスを選んだりする。そのボーナスというのは1,000ユーロであって、だいたい13万円くらいのものだ。

マジか。13万円というのが大金かどうかはその人の主観だろうけど、それでもとんでもない大金ってわけでもない。
その13万円のために、かつての同僚をドロップアウトさせるのはあまりにも夢見が悪くないか。

しかし登場人物たちは学費がどうのこうの、光熱費を滞納してるだの、リフォーム代が必要だの、洗濯機を買いたいだの、言いたい放題である。
でもサンドラを支持してくれる人も現れて、この話はどういう結末を迎えるんだろうなと惹きつけられる。

静かな映画だった。オープニングもエンドロールも音楽なし。
あまりに地味な作風とは思うが、えらく映画的だったのである。こりゃあ力作だなと感じさせられた。マリオン・コティヤールが主演ノミネートかというとちょっと行き過ぎかと思えるけど。

しかし1,000ユーロでなあ…

あわせて読みたい