コンプリート・アンノウン 私の知らない彼女

「コンプリート・アンノウン 私の知らない彼女」を観た。

レイチェル・ワイズとマイケル・シャノン出演の2016年の作品だ。
冒頭、様々な場所で様々な生活をしているレイチェル・ワイズが映し出され、実に謎な感じで始まる。

マイケル・シャノンの誕生日に知人で集まってパーティを開いた。そこに知人が知り合いになった女性を連れてきた。マイケル・シャノンは驚く。その女性、レイチェル・ワイズは15年前にマイケル・シャノンの前から忽然と姿を消したからだった…という話。

冒頭のシーンといいレイチェル・ワイズとマイケル・シャノンとの間の空気感といい、とてもミステリアスである。しかし実際には本作は男女の淡い過去の想い出を少しずつ味わうドラマ作品である。レイチェル・ワイズは放浪癖というかしばらく過ごすと自分を新鮮な立場にリセットする心理が働き、様々な場所で名前を変えて仕事を得てそれまでの関係を断つ。
しかしマイケル・シャノンに逢いたくて戻ってきた。困惑しつつ既に結婚しているマイケル・シャノンの心は揺れ動く。

後半でキャシー・ベイツとダニー・グローバーが出てくる。これがえらく脇役な感じなのでびっくりする。しかしマイケル・シャノンは二人と接することで身分を偽ることの知的刺激を自覚するのだ。わりと重要なシーン。

ミステリーかサスペンスかと思ったらそうでなかった。たらればを思い起こさせる小品である。しかしレイチェル・ワイズは40代後半ながらコンスタントに出演が続く恐ろしさがあるな。

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