虹蛇と眠る女

「虹蛇と眠る女」を観た。

ニコール・キッドマン、ジョセフ・ファインズ、ヒューゴ・ウィービング。
不思議な世界観、女性の多いスタッフ陣。そしてニコール・キッドマンの体当たり。何か色々と話題にはなったようだ。

オーストラリアの田舎で暮らす親子4人。息子は寝付けない夜に放浪する癖があった。娘はやや性に奔放で危なっかしい。
父と母は何やら溝があって満たされない日々。ある夜、息子が放浪に出ていき、それを追うように娘も出ていった。そのまま行方不明。半狂乱になって探す母。

音楽といい映像といい、何やら思わせぶりに重厚でして、何かありそうと思ったら子供2人が失踪し、急に緊張感あるサスペンスに変身。どうなるんだろうというストーリー進行で、ニコール・キッドマンが不安定全開で、さらに体当たりも全開。
ラストは唐突。えっ!?という終わり方。

ただ観終わったあとの余韻はたっぷり。
不思議な作品だと思った。

けっこうな力作なんだけど、一般ウケはしないだろうなあというアート掛けるサスペンスという仕上がりなのです。
ニコール・キッドマンは美しくも悲壮感あり、なかなか達者だったと思います。まあジョセフ・ファインズもヒューゴ・ウィービングも良かったね。皆がそれぞれ葛藤しまくりでそれでも自分を律して。

前半の砂嵐ね。あれも良かった。あれが全編に何か影響するわけでもなかったが、失踪の混乱とあわさって暗闇が訪れて、粋な演出でした。しかし不思議な力作だ。映画好きならおさえておきたいところ。