フォー・ルームス

「フォー・ルームス」を観た。

これまで1回か2回は観たと思う。わりと話も覚えている。テーマ曲が実にキャッチーで耳に残る。主演のティム・ロスがオーバーアクション。

4話の短編からなる作品。とあるホテルのベルボーイであるティム・ロスが巻き込まれる、それぞれ迷惑なお客様とのエピソードといったコンセプトだ。
1995年の作品で、タランティーノは「パルプ・フィクション」直後の全世界注目のとき。時の人が、仲の良い人たちを集めてワイワイ撮ったという感じが伝わってきます。当時はこの作品もみんな観てたような印象がある。

今観るとそんなでもなかった。
タランティーノが長編だけなのかもしれんが「ヘイトフル・エイト」が8本目だというカウントの仕方でいくと、本作は含まれないのだ。微妙。

いま、「フォー・ルームス」を観たことあるという人ってどれくらいいるんだろう。この作品の存在を知らないっていう人も結構いそうだ。
家族では観ないほうがいいタイプの作品。女性のトップレス、卑猥な単語、子供が喫煙、指切断と、色々とアウトです。

第1話はアリソン・アンダースという人の脚本監督で、マドンナやリリ・テイラーが出演している。魔女の復活を目論むところにティム・ロスが巻き込まれる感じなのだが、これは当時初見のときから一貫して「ぜんぜん面白くない」という評価。当時も「なんだこれ」と戸惑ったものだ。

第2話はアレクサンダー・ロックウェルの脚本監督で、当時に実際に結婚していたジェニファー・ビールスが出演。妻の浮気に怒り狂って銃を向ける夫。そこにルームサービスを間違えて届けてしまったティム・ロス。
最終的にジェニファー・ビールスがこれでもかと卑猥な単語を連発して終わらせるという謎仕様だ。当時も今も「英語がわかんないからそんな楽しめないな」という感じ。

第3話はロバート・ロドリゲスの脚本監督。アントニオ・バンデラスとタムリン・トミタの夫婦がパーティに出かける間にティム・ロスに子供たちの面倒をみてくれと依頼。子供たちが部屋のなかをめちゃくちゃにしてしまう。テレビに顔は出ないがサルマ・ハエックも出てくる。
この作品だけがまともだと思う。強いてあげるならば。ちゃんと臭いについてのオチもあったし。

第4話はクエンティン・タランティーノの脚本監督。マリサ・トメイが閑話休題的に登場し、本編ではブルース・ウィリスが登場。ジェニファー・ビールスが謎の再登場。ブルース・ウィリスはノンクレジットでサプライズだったのかもだが、日本版予告編では堂々と出演でアナウンスされていた。ライターを10回連続で点灯させられるかの賭け。
初見も今も変わらず「なんだこれ」という印象。

全体でも100分ほどしかなく、各話は20-25分くらいしかない。それでも何も伝わってこないことと、映像も粗雑。いや正直、テーマ曲だけでしょうね。これは。当時の熱狂的な感じは何だったんだろうなあ。

あわせて読みたい