シークレット・アイズ

「シークレット・アイズ」を観た。

なんとアルゼンチン映画の名作「瞳の奥の秘密」のリメイク作であるということは、観る直前に知った。だからなのか楽しめたかというと微妙だった。

「瞳の奥の秘密」はこれまで二回観ていて、最初に観たときはあまりの面白さに衝撃を受けた。その年に観た映画のベスト1に挙げたほどだ。アルゼンチンには恐ろしい作品があるのだな…と思った。

本作はそのリメイクということになっているが、色々と設定も変わっている。しかし原作に引きずられたかのようなシーンも多く、観ててちぐはぐである。
キウェテル・イジョフォー、ニコール・キッドマン、ジュリア・ロバーツが出演。何だかバランスの悪いキャスティングだなという感じだ。男性の年齢を引き上げるか女性の年齢を引き下げるかするべきだと思う。

原作の引きずられたところは、容疑者が胸元に執着するところとか、釈放されたエレベーターとか。でも容疑者の得たいの知れなさが原作ではありました。それは容疑者自身の異常性じゃなくて社会の巨悪っていうところにあって、それが良かったのにそういう緊張感が一切ない。

あと原作といえばスタジアムでなぜかワンカットでぐいぐい行くのが凄かったんだが、本作でもとりあえずスタジアムに寄るところまでワンカットで行くがそのあとは普通。何でだよと思った。じゃあ最初のワンカットだって要らないだろとか。

とにかく原作にやや遠慮がちなリメイクなんだと思う。リメイクする意味は何だったんだよという。もっと大胆に改変して、ハリウッドならではの特殊効果やスピードやエンタメ感を載せるなどしてパワーアップしてもらいたかった。

これ観るくらいなら、もちろん原作を観たほうがいいです。めちゃくちゃ面白いので。