2012
01.28

「敬愛なるベートーベン」を観た。

初めて観た。2006年の作品で、そう昔でもない。ダイアン・クルーガーは「ナショナル・トレジャー」の1と2の間であり、別に無名というわけでもないのだ。

エド・ハリスがベートーベン役。当然ながら髪はフサフサだ。晩年のベートーベン(ちょうど第九の作曲中)の手伝いをする女性の話。映画のなかでは旬を過ぎたベートーベンで耳もほとんど聞こえていないが、第九とその他の作品の創作を通して、ベートーベンの人間くさいところとダイアン・クルーガーの揺れ動く心をとらえたり。

ダイアン・クルーガーはその美貌も強力だが毎度色々と強烈だ。役は架空の人物らしいのだが、まあベートーベンも動揺するのは致し方ないのだろう。
エド・ハリスの髪がすごいね。まさか地毛じゃないと思うんだが、どうしてあんなに自然に見えるのか不思議だ。すごい技術だと思う。水浴びしてるしなあ。

なんだかんだ言って、第九の演奏シーンは心を動かすものがある。あの曲の凄さもあるけど、やっぱり耳がほとんど聞こえない状況でこの曲を創りあげるというのはねえ…
ダイアン・クルーガーのひたむきなサポートも胸を打つ。

とはいえ、なんでこの第九のシーンをクライマックスに持ってこないのか実に不思議。あと、冒頭の場面がどう本編に繋がるのかさっぱり不明で、そこもすっきりしないまま終わる。
最後のほうは割と尻切れで、つくづく第九をラストに持ってこなかったのが残念。もしうまく転がってたら感動的な映画になっただろうに。

 
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2012
01.27

「男が女を愛する時」を観た。

これ…たぶん観たことないはず。あの有名は曲を題名にした、メグ・ライアンとアンディ・ガルシアの主演映画。ポイントはフィリップ・シーモア・ホフマンが出ていることだろう。あと、二人の娘が二人いるんだが(設定としては種違い)、その妹のほうを演じたのがMae Whitmanだったとは。気づかなかった。
あと、そのお婆さん役でエレン・バースティンとか脇役で出てくる。1994年の映画。たぶん初めて観たと思うんだけどねえ。

メグ・ライアンだからロマコメなのかと思いきや、これは「イン・ザ・カット」と同様の異色のキャリア映画なのだろう、メグ・ライアンがアルコール依存症に苦悩する話なのである。
それに翻弄されて苦しむ夫はアンディ・ガルシアで、本当にこういう役が似合うねえと思えてしまうアンディ・ガルシアだ。何だか二人を見ているとERのアビーとルカのようで、こんな奥さんに我慢する役が似合う役者もそうそういないのである。もう観てて、とっとと別れてしまえばいいのにと思ってしまったよ。アルコール依存を脱する施設に入ったのはいいが、今度はタバコを吸っててもうその瞬間に観客は「あーもうメグ・ライアン無理」と思うに決まってるんだろうに、なぜこんな演出をするんだろうと。

最後の最後になって、もう二人はハッピーエンドじゃないんだなーと思わせておいて、やっぱりアンディ・ガルシアはメグ・ライアンの元へ帰ってきた…となり、いったいこれまでの苦悩はどこへ置いてきたんだとか、娘たちは大丈夫なのかよとか、なんだか…

やっぱり謎なのは、こんな映画を作っておいて作者たちは何をしたいんだろうと思うよ。アルコール依存で苦しんで、でも最後はハッピーエンドって、何とも人工的なストーリーじゃないですか。

 
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2012
01.26

「イカとクジラ」を観た。

この映画は知らなかったなあ。2005年の作品。Jeff Danielsとローラ・リニーが父と母で、まだ「ソーシャル・ネットワーク」に出る前のJesse Eisenbergが二人の子供として出ていたり。あとアンナ・パキンが相変わらずな感じで出ていたり。

父は作家で今は停滞中。母は後から作家になったが今は注目株になってる。で、二人はうまくいってなくて夫婦喧嘩ばっかりなんだが、やがて別れて暮らすことになる。子供たちは父と母の間を行ったり来たりする生活になる。で、ローラ・リニーは過去からずっと浮気ばかりしててウィリアム・ボールドウィンとかとやったりするんだが、そんな母に愛想をつかす子供。あと父は学校で教師をしてるが教え子のアンナ・パキンといけない仲になる。

題名からしてゆるい感じだが、中身も相当のゆるさだ。
正直、どうでもいいような夫婦喧嘩を延々と見せられるのである。子供たちは本当にかわいそうだなあとか、そういうことだけ。あとアンナ・パキンはお前は越えちゃいけない一線があるだろう的な。

Jesse Eisenbergは割と一生懸命やってる感じで、その弟役のOwen Klineが怪演というか…ビール飲むはマスターベーションはするわで無茶苦茶なんだ。
どうもゆるいところを行きたいのかわからなくなってくるんだね…ローラ・リニーが主役の映画なのかと思ってたけどそうでもなかった。むしろローラ・リニーが出てないほうがバランスとれたのかもしれん。

 
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2012
01.25

「ボビー・フィッシャーを探して」を観た。

初めて観た。あーこれはチェスの映画なのですか。全然知らなかったよ。
なんか「フィッシャー・キング」とごっちゃになってる。
ある少年が実はチェスに非凡な才能を持っていることがわかり、周りの大人は色めきたつ。「ボビー・フィッシャーの再来だ」と騒ぐわけだ。ボビー・フィッシャーがよくわからないんだが、Wikipediaには何でも載っているので一度観てみるとよいでしょう。

1993年の作品だが、色々な人が出演している。ジョー・マンテーニャとか懐かしい。ボーンシリーズのジョアン・アレンの他、ベン・キングズレー、ローレンス・フィッシュバーン、ウィリアム・H・メイシー。色んな映画で観かけるDavid Paymerも。あとダン・ヘダヤも出てくるしローラ・リニーも一場面だけど出てくる。ローラ・リニーはこんな扱いなんだと思ったら「トゥルーマン・ショー」が1998年なのでまだまだ先のことなのだ。

チェスの天才少年が、少しスランプなども交えながらも、やっぱり半端なく強いっていう映画である。正直物足りないところもあった。1993年当時だとこういうものなのかもしれない。

むしろ、ボビー・フィッシャーのWikipediaのほうが読み応えありだ。羽生善治が絡んでるのかよとか。

 
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2012
01.24

「127時間」を観た。

ダニー・ボイル作品。「スラムドッグ」に続いてまたもやアカデミーノミネートか。凄いなあ。

ユタ州の国立公園が舞台。国立公園といっても人っ気のない峡谷で、実に神秘的なところ。ジェームズ・フランコは趣味で誰にも行き先を告げずにここにやってきて、そして滑落により右腕を岩に挟まれて身動きがとれなくなってしまう。
果たして生還できるのか…という話。

前情報もなく観たので、最初はゆるいバカンス映画なんだろうか?と思ってた。それで滑落して挟まれた瞬間、うわっこういう映画なのかよ!と驚いたのである。本当に。やっぱり前情報無しで観たほうがいいですね。

水分や食料や寒さ対策や、とにかく大丈夫なのかよというサバイバル状態である。ビデオカメラ相手に話し続けることで映画らしくはなっている。基本的にジェームズ・フランコの一人芝居だ。またジェームズ・フランコが達者に見えるね。こういうシチュエーションだと。

終盤なんて結構ハードで、これは家族では観られませんなあという感じ。「生きてこそ」も題材は相当のものだが、この「127時間」もそこそこヘビーだ。

ダニー・ボイルも力作を連発だな。本当は「サンシャイン2057」で評価されてほしいところだったが。

 
2010年(第83回)アカデミー賞
作品賞ノミネート
主演男優賞ノミネート(ジェームズ・フランコ)

 

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2012
01.23

「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」を観た。

主な登場人物は前作に引き続いて出演。ヘザー・グラハムはいない。ポール・ジアマッティが貫禄たっぷりで出演。あと最後のほうでマイク・タイソンが出演してきて、なんでやねーんみたいになる。

見事に続編である。いや続編というより、コピーだ。
前作とほぼ同じ構図、ほぼ同じ進行で話は進み、謎だらけになり、ピンチの連続で、最後は一気に収束。
観てて、これはまったく前作と同じ感じだねえと思った。でも面白い。最後のほう、あの少年の居場所がどうなるんだというところが最大の謎なんだが、よくぞあそこに繋がったなというか。

馬鹿馬鹿しいコメディとしては手間もお金もかかってるし、馬鹿馬鹿しくていいんじゃないですかね。なんでZach Galifianakisは丸刈りになってるんだよーとかね。

最後のエンドクレジットで色々あったことが明かされるのを楽しみにして最後まで観ました。なので、その驚きに関しては前作には及ばなかった。
続編の宿命というものはそれくらいで、後は普通に楽しめましたよ。

 

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2012
01.22

「キッズ・オール・ライト」を観た。

邦題は原題と若干変えてある。「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」と同じパターンだ。この映画でマーク・ラファロはアカデミー助演男優賞をノミネート。凄いなあマーク・ラファロ。ついにアカデミーノミネートまで来たのか。

ジュリアン・ムーアとアネット・ベニングが同性愛のカップルで過去に精子提供を受けて子供を二人もうけている。一人が「アリス・イン・ワンダーランド」のMia Wasikowskaだ。で、子供たちは成長して父親(というか精子提供者)がどんな人だったのか知りたいと問い合わせた。その提供者というのがマーク・ラファロだった。

問い合わせて提供者も同意すれば教えてくれるのですか。そのシステムに驚き。

マーク・ラファロは自由きままに暮らしてて、オーガニック料理とかやってる。そいでセックスフレンドとかいたりする。まさにザ・気まま。
というかこの映画、セックス描写がわりと生々しいっつうか、マーク・ラファロっていつもこんなことやらされてないか?ジュリアン・ムーアとマーク・ラファロだとこうなっちまうのだろうか。

まあ、子供の反抗期とかレズビアンカップルの壮年期とか色々あって、これは現代版アメリカン・ビューティというやつかという感じすらしてくる。こういう衝突・悩み・暴露がどんどん発生してくるんだろうねアメリカは。
そういえばDINKSなんて言葉、聞かなくなったねえ。

マーク・ラファロが助演男優賞ノミネートということですが…どこがだよ、というのが正直なところ。
これでノミネートするんなら、「帰らない日々」のほうが圧倒的でしょう、とは思う。

 
2010年(第83回)アカデミー賞
作品賞ノミネート
主演女優賞ノミネート(アネット・ベニング)
助演男優賞ノミネート(マーク・ラファロ)

 
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